今日の玄関の生け花は、ススキ、コスモス、彼岸花、マリーゴールドと、秋の草花が慎ましくも美しく、凛とした雰囲気を醸し出しています。心得のある用務員さんが職員や来校者の目を癒やし、楽しませてくれています。
違う場所で咲いたものを配置を工夫し同一空間に置くことで、その花の美しさが一層際立つと同時に、他の花との調和でまた違った雰囲気が生み出されていきます。このことは学級経営にも通じるところがあるなと思いました。
「みんなちがってみんないい」金子みすゞの詩のとおり、違いがある者が集まることにより、それぞれの個性が際立つとともに、集団として独特の雰囲気も出てきます。その雰囲気は、構成メンバーである子どもたちが元々持っている個性にも影響されますが、良い雰囲気の集団を作り出すためには、生け花の心得と同じように担任の腕の見せ所です。どんな役割や立ち位置を与えようか、どんなところで光を当てようか、どのような集団を作っていってもらおうか…等々。子どもたちが様々な場面で活躍でき、学級集団としても成熟していけるような学級経営ができるよう、私たち教職員一同、これからも研鑽を積んでいきたいと思います。