1月があっという間に終わり、今日から2月です。正門近くの掲示板は、節分の豆まきのデザインになっていました。よくよく見ると、赤鬼と青鬼はお腹もシックスパックで、細マッチョで強そうな感じです。掲示委員会の子どもたちの文字通りの力作です。
国語や道徳の教科書にもよく登場する「泣いた赤鬼」は、童話作家の浜田広介が約90年前に発表した児童文学です。人間と仲良くなりたいという赤鬼の夢を叶えてやった青鬼が赤鬼の元から去ってしまいます。赤鬼は自らの夢が叶ったのにも関わらず、青鬼が去って初めて青鬼の大切さに気づき、涙を流します。
自らの周囲にいる友達や家族、同僚は、普段はいて当たり前と思いがちですが、それは実は大変貴重なこと。そういった身近な人々に「いつも私と関わってくれてありがとう」と感謝の気持ちを持てる子どもを育てることは、学校の存在意義でもあるでしょう。そしてその構成員である自分もそういう気持ちを持ち続けたいと思いました。
厳寒の朝にもかかわらず中庭付近にはスイセンの花がきれいに咲いていました。春が待ち遠しい今日この頃です。