休み時間に、息を弾ませた3年生から「校長先生!ちょっと来てください。」と教室に呼ばれました。何事かと思って行ってみると…。なんと、さなぎから羽化したばかりのモンシロチョウが!子どもたちは、まさに羽化のシーンを目の当たりにして興奮していたのです。担任の話では、それを見ていた子どもたちから一斉に拍手と歓声が湧き上がったとのこと。それを聞いて、心が洗われた気がしました。(なんと、担任も初めて見たとのこと。そしてある男の子は「給食でチョコプリンが出たときよりも嬉しい!」と言っていたそうです。笑)
私はそんな子どもたちの興奮した表情が見られて嬉しかったのですが、同時にそのような「本物の教材」を用意してくれた担任の存在も嬉しかったです。インターネットで手軽に映像教材が手に入る時代にはなりましたが、やはり本物にかなうものはありません。百聞は一見にしかず。特に理科の生き物の学習や社会科の地域学習、歴史の文化財など、子どもたちにはこれからもできるだけ本物を見せながら学習に取り組ませていきたいと思います。